ルイ・ジャド社はネゴシアンとしてブルゴーニュ・ワインの取り引きにかかわる一方、総面積210ヘクタール以上のブドウ畑を所有する大ドメーヌでもあります。
モンラッシェは、ブルゴーニュの「黄金の丘」と呼ばれるコート・ドールにある、極小さな特級畑。偉大なワインの代名詞であり、白ワインの最高峰です。極小さな畑だけに、生産本数が少ないです。
コート・ド・ボーヌ地区は、その中心部に偉大な白ワインの生産に運命付けられた土地があります。このグラン・クリュ モンラッシュの畑はピュリニー側の方に一部、モンラッシェ側に一部があります。土壌は粘土-石灰質土壌で、小石が多く、水はけがよく、温まりやすい土壌です。美しい黄色が際立ち、透明で輝きがあります。クマツヅラや、白い果肉、スパイス、キノコ、ほのかな木の芽の香りを思わせます。たっぷりとして非常にコクがありますが、酸味のおかげでそれほど重さはなく、バランスがとても良いワインです。味わい深く熟成させるごとに豊かになります。
偉大なヴィンテージの1つとなった2018年
シーズンの始まりから春にかけては穏やかでしたが、夏は40度を超える日もある記録的な暑さとなった2018年。収穫が遅れた一部の生産者の中には、過熟しすぎたブドウから15%を超えるアルコールのワインが造られるなど、収穫時期の見極めと生産者の手腕が問われるヴィンテージとなりました。
ルイ・ジャド社では、ヴォルネイやムルソーなど、いくつかの早熟な区画では8月の終わりから収穫がはじめられ、その後ボーヌと続き、約2週間ですべての自社畑の収穫を終えました。最高醸造責任者のフレデリック・バルニエ氏が「力強さの中にしなやかさがある」と、その品質の高さに確信をもつ出来となった待望の新ヴィンテージ! 偉大な白ワインを彷彿させるリッチで豊満な味わいの白、驚くほどしなやかなタンニンと凝縮感を備えた赤― ともに、いきいきとしたフレッシュ感をしっかりと保持した見事なバランスに仕上がっています。オーク樽にて16カ月間熟成。
「やっぱりジャドはすごい」と、その品質の素晴らしさに改めて気付かされる、エレガンスあふれる味わいをお楽しみください。