【セラファン ペール エ フィス】シャルム シャンベルタン グランクリュ 2019
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セラファン・ペール・エ・フィス シャルム シャンベルタン グランクリュ 2019
タイプ | 赤 |
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品種 | ピノ・ノワール |
年代 | 2019 |
生産地 | ブルゴーニュ |
生産者 | セラファン ペール エ フィス |
輸入元 | 株式会社フィネス |
飲み頃 | 中期熟成タイプ(4年後〜に飲む) |
容量 | 750ml |
スタニラス・セラファン氏が1947年に、ジュヴレ・シャンベルタンに設立したドメーヌです。1988年にドメーヌを引き継いだクリスチャン氏は徐々に畑を買い足し、特級畑シャルム・シャンベルタンを筆頭に、合計約5.3haの区画を所有。クリスチャン氏の功績によって「新樽の魔術師」の異名を持つパーカー5ツ星の生産者として、ジュヴレ屈指のスター・ドメーヌとなりました。現在は3代目として、彼の姪であるフレデリック女史が栽培・醸造を、娘であるカリーヌ女史がマーケティングを担っています。
ブドウ栽培では、「健康でクオリティの高いブドウを育てること」を大事にし、自然環境を尊重した栽培方法を行っています。収穫は全て手摘みで、選び抜かれたブドウのみを使用して、除梗は約70%実施。ステンレスタンクにて低温浸漬を行い、しっかりとした色合いと華やかなアロマを抽出します。自然酵母により時間かけてゆっくり発酵させ、櫂入れを行うことで、さらに風味とタンニンを抽出。熟成に使用する木樽はタランソやフランソワ・フレールなどの大手メーカーから仕入れ、他の生産者よりも高い新樽比率(AOCで約50%、村名で約70%、村名V.V.以上で100%)で熟成を行います。これが「新樽の魔術師」と呼ばれる由縁でもあります。また新樽比率が高いことは、ブドウのクオリティが非常に高いことを証明しており、力強く凝縮した果実味と長期熟成にも耐えうる素晴らしいポテンシャルを備えています。ボトリング時は清澄と濾過を行いません。こうして造られるワインは、しっかりとしたストラクチャーが特徴であり、力強いタンニンと酸を兼ね備える堅牢なスタイルです。
トップキュヴェ、シャルム・シャンベルタンは二つの区画からなり、一つは父が買ったシャルムで、もう一つはクリスチャンが手に入れたマゾイエール・シャンベルタン。樹齢65年のヴィエーユ・ヴィーニュで、滑らかな口当たりで凝縮感や複雑さがあり、余韻がとても長く残ります。完熟したチェリー、シャクヤク、リコリスに腐葉土、燻製肉といった熟成に由来する複雑さの感じられるアロマ。口の中ではシルキーなテクスチャーを持つ一方で、ボリューミーで骨格のしっかりした味わい。リリース直後は堅牢だったタンニンも熟成によって柔らかくほどけ始め、非常になめらかで複雑な余韻が楽しめる。グランクリュの厳格さの中に甘味と旨味が広がり始めた大変魅力的なワイン。
2019年は傑出したヴィンテージ