カリュア　ド　ラフィットロートシルト　2021

1855年のメドック格付けが決定した際、第一級の首位の座に輝いた、不屈の栄光を誇るシャトー・ラフィット・ロスチャイルド、メドック格付け第一級であり、左岸の王者と讃えられるワインのセカンドラベル。

収穫されたものから、ファーストに使用されるのが約3割で残りの約4割がこちらのセカンドに使われ、ファーストの品格を確実に受け継ぐスタイルを目指し醸造。双方を比べると、比較的比率の高いメルロによるまろやかさと若い樹齢のブドウに由来する、少しカジュアルなテイストが独自の個性をとして表現されています。アルコール発酵は木樽、コンクリートタンク、ステンレスタンクを使用した伝統的なボルドーの製法によって行われます。マロラクティック発酵後にフレンチオーク樽に移して約16ヶ月の熟成を経て瓶詰されます。ファーストの品格を受け継ぎながらも少しカジュアルなテイストが独自の個性として表現されています。

味わい
外観は深みのあるルビーの色調。熟したカシスやブラックチェリーの濃密な香りに、杉の木やオレンジの皮、ハーブや甘草、クローブのアロマが複雑に重なり合いグラスから溢れます。果実の凝縮感とビロードのようなタンニンがジューシーな印象を与え、しなやかな酸が全体をまとめているバランスの良い仕上がり。最後の余韻まで心地よい果実の香りがたっぷりと感じられます。

パーカーポイント91点