【ミュニエ】ニュイ サン ジョルジュ プルミエ クリュ クロ ド ラ マレシャル 2021
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ジャック フレデリック ミュニエ ニュイ サン ジョルジュ プルミエ クリュ クロ ド ラ マレシャル 2021
タイプ | 赤 |
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品種 | ピノ・ノワール |
年代 | 2021 |
生産地 | ブルゴーニュ |
生産者 | ジャック フレデリック ミュニエ |
輸入元 | 株式会社ラック・コーポレーション |
飲み頃 | 中期熟成タイプ(4年後から飲み頃へ) |
容量 | 750ml |
ヴォギュエやジョルジュ・ルーミエの2大ドメーヌと肩を並べる実力を持つ、繊細で華やかなシャンボール・ミュジニーらしさを引き出す名手。コート・ド・ニュイ地区の中で最も大きな単独所有畑(モノポール)。
1902年以来、ミュニエのモノポール。ただし、2003年まではフェヴレイに貸し出されていました。ミュニエの手に戻ってからワインのスタイルは大きく変わり、ニュイの南部クリマに見られるような武骨さはなく、しなやかでエレガントなワインとなっています。
19世紀にディジョンで酒商を営み財をなしたミュニエ家は、1863年にマレ・モンジュ家から現在の本拠地となっている、シャトー・ド・シャンボール・ミュジニィの邸宅を購入した際に、たまたま4haのブドウ畑が付属していました。
1863年にドメーヌを設立し、シャンボールに4ha強を所有(ミュジニィ、ボンヌ・マールと2つのグラン・クリュを擁する)し、ニュイ・サン・ジョルジュに10ha弱を所有。
熟成に新樽はほぼ使わず近年減少傾向にあります。
樽熟成2年目(18か月)の冬に、一度だけラッキング清澄、濾過せずに瓶詰めされます。このような造りから、色の濃度は抑えられ、口当たり柔らかく、シルキーな喉越しのワインが生まれます。
ワインはまばゆいばかりに香しく、美しい果実味と透明感があふれ、余韻は驚くほど長く続きます。テロワールを見事にボトルに詰め込んだワインたちは、どれを飲んでもそれぞれに調和がとれています。ミュニエは若い時でさえ見事に美味しいのですが、20年も熟成させると超越的感覚をもつ、特別なピノ・ノワールになるとも言われています。まばゆいほどに芳しく、壮麗なワイン。ミュニエにしか表現できないと思わせるほどの芸術的な作品です!
ニュイ・サン・ジョルジュのクロ・ド・ラ・マレシャル
このミュニエが全面積を所有するモノポールのクリマは、2003年まで50年にわたりフェヴレに貸し出されていたものだ。ようやくその契約が切れ、2004年からミュニエが栽培・醸造している。フェヴレ時代のクロ・ド・ラ・マレシャルは、まだ長期熟成型を標榜する先代の造りだったことも手伝い、いかにも怒り肩のワインだった。しかし、ミュニエ時代になってからは、これが本当に同じクリマかと訝るほど、エレガントなワインへと変貌している。香り高く、デリケートでエレガント。ミュニエのワインは一本筋が通っている。
パーカーポイント 90+点
ブルゴーニュの2021年は、ブドウの収量が減少したもののワインはエレガントな仕上がりになったことが特徴です。4月に夜間の気温が大幅に下がり、ブルゴーニュ全域で深刻な霜害が発生。また生育期間である春から夏にかけて湿度が高まり、病害に悩まされる生産者もいました。ただ生き残ったブドウには2020年と比べてジュースがしっかりと蓄えられており、酸味も高い傾向だったことから、ワインは果実味と酸味のバランスに優れた出来栄えとなったのです。 赤ワインにおいては、低収量になり凝縮感を湛えた果実が実ったことで、しなやかで肉厚、瑞々しいアロマを備えたスタイルに。一方白ワインについては、ピュアな果実味と共に力強い酸味を備えたスタイルに仕上がりました。いずれも程よいボリューム感がありながらも、ブルゴーニュらしい繊細で優美な味わいをお愉しみいただけます。
味わい
グラスからはラズベリーやダークベリー、ブラックチェリーなどの赤黒系果実のアロマに、スミレやスパイスのニュアンスが加わり、豊かな香りの印象を与えます。口当たりは繊細でしなやか。リッチな果実味ときめ細やかなタンニンが調和して、丸みのあるエレガントな味わいを演出します。チョーキーなニュアンスを纏った余韻が長く上品なスタイルの1本です。