モレ・サン・ドニ村において、1942年から続く歴史あるドメーヌです。
ポンソ家、デュジャック家、リニエ家、グロフィエ家らに勝るとも劣らない評価を得ています!3代目となる当主シプリアン・アルローは、ドメーヌ継承から約10年という早さで、ドメーヌをモレNo.1の地位へと台頭させた「100年に1人の逸材」と言われています。
ドメーヌはモレ・サン・ドニに位置するが、ニュイ・サン・ジョルジュにも14世紀からのカーヴを持ち、現在ではオールド・ヴィンテージのストック用としています。1998年よりニュージーランドと南アフリカでシャルドネとピノ・ノワールのワイン造りを修行してきたシプリアンの参画によって、畑仕事は全てリュット・レゾネとなり、殺虫剤、除草剤の使用は一切使用していません。2004年からすべての畑においてビオを実践しています。
シプリアン(Cyprien)が2000年に醸造責任者になり、果実味がより豊かで、尚かつエレガントさに磨きが掛かってきました。彼はいろいろなところでのスタジエ(ワイン造りの助手)を経てドメーヌに戻ってきました。早速グリーン・ハーベスト(実の熟す前に摘果してしまうこと)を積極的に行ったり、果実の実った段階であまり良くない樹を畑から抜いて果実の品質を安定させるなど、質の高いワイン造りに積極的に取り組んでいます。所有している葡萄の樹齢は平均的に古く35年〜50年です。そして収穫量もかなり制限していて、単なるブルゴーニュ・ルージュでも35hl/haです。村名のAOCのものは30hl/ha、一級は28hl/ha,そして特級は25hl/haにして凝縮した葡萄からテロワールが反映されたワインを醸造しています。
オー・コンボットはラトリシエール・シャンベルタンやクロ・ド・ラ・ロッシュなど四方をグラン・クリュに囲まれた秀逸な1級畑。立地の良さは他の1級畑よりも良く、過去にはグラン・クリュ昇格の話もあったそうですクロ・ド・ラ・ロッシュのようなスケール感のある果実味とラトリシエール・シャンベルタンのような堅牢さを併せ持ちジュヴレイらしい濃縮感があり、豊かなタンニンによる骨格もしっかりと備えています。