【ニコル ラマルシュ】ヴォーヌロマネ プルミエクリュ ラ クロワ ラモー2020
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ニコル・ラマルシュ ヴォーヌ・ロマネ プルミエ・クリュ ラ・クロワ・ラモー2020
タイプ | 赤 |
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品種 | ピノ・ノワール |
年代 | 2020 |
生産地 | ブルゴーニュ |
生産者 | ドメーヌ・ニコル・ラマルシュ |
輸入元 | 株式会社ラック・コーポレーション |
飲み頃 | 中期熟成タイプ(5年後〜に飲む) |
容量 | 750ml |
ヴォーヌ・ロマネの名門として知られる、このドメーヌは20世紀の初頭、 樽職人のアンリ・ラマルシュがシャンボール・ミュジニー出身のマリー・グリヴレと結婚して創設。
その息子もアンリといい、ドメーヌを継承して1933年に結婚した。この時にラ・グランド・リューがドメーヌにもたらされる。先代のフランソワが、父アンリの後を継いだのは1985年。ラ・ターシュとロマネ・コンティに挟まれながら、AOC法制定時には1級畑だったラ・グランド・リュー。 このクリマを特級畑に昇格させようとINAOに働きかけ、1989年に大願成就。1992年から正式に特級畑への昇格が決定した。現在ドメーヌを支えているのが、つくりを担当する長女のニコル・ラマルシュと、 販売を担当するニコルの従姉妹ナタリー・ラマルシュの女性二人だ。ニコルは2003年にドメーヌ入り。父の手を借りず初めてひとりでワインを造ったのは2006年である。彼女はまず、ブドウ畑の改革を進め、ビオロジック農法を実践。2010年には11.23haの畑すべてがビオロジックで栽培されるようになった。 以前は機械収穫もしていたが、現在は100%手摘みであり、畑と醸造所の2回にわたって選果をしている。造りを見ると、除梗はヴィンテージに応じて決め、除梗の場合でも無破砕。以前よりも低温マセレーションの期間を長くし、 発酵中の醸しはピジャージュよりも優しいルモンタージュが主だという。16〜20ヶ月の樽熟成において、新樽率は村名40%、1級60%、特級80〜85%である。 2006年以降のラマルシュのワインで変わった点といえば、フランス人が好んで使うプレシジオン=正確さ、精緻さであろう。
2013年のフランソワの死以降も、ドメーヌの名に父の名を残してきたが、2018年ヴィンテージより自らの名を冠したドメーヌ・ニコル・ラマルシュとしてリリースを始める。
ラ・クロワ・ラモーはロマネ・サン・ヴィヴァンに囲まれた1級畑であり、80年代に特級への昇格が申請されたが実現しなかった。0.6haのうち3分の1を所有するのがラマルシュ家。マルコンソールには完成度が一歩及ばぬものの、リッチでエレガントなヴォーヌ・ロマネらしいワイン。シャロレ牛のステーキやエポワス・チーズなどに合います。